お知らせ・クリニックブログ
睡眠時無呼吸症候群
16.09.16
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昨日日本歯科医師会で主催する卒後研修会に行って睡眠時無呼吸症候群についての講義を聞いてきました。なかなか面白い内容だったのと、まだまだ一般にあまり知られていないことがあったので、皆さまにインフォメーションをしておきます。
まず、睡眠時無呼吸症候群の方は、保険治療にて治療ができるということです。
これにはいくつかの条件があります。まずお医者様で正確な診断をしていただきます。そのうえでどのような治療をするかを決めていただきます。治療法はいくつかあるのですが、一番簡便なのがマウスピースを作ることです。
このマウスピースは歯医者さんでしか作ることができないため、まさに医科歯科の連携ということになります。
まず、この睡眠時無呼吸症候群であればどういった症状が出てしまうのかということですが。
①昼間でも眠いのが最も有名な症状です
②夜間にトイレに何回も行く(頻尿)
③胸やけがおきたり(逆流性食道炎)、脈が乱れたり(不整脈特に心房細動)する
④勃起障害(ED)
⑤高血圧、糖尿病
⑥寿命が短くなる
さてみなさん心当たりありませんか?
夜寝ているときに奥様からいびきの合間で呼吸が止まっていることを指摘されたことがある方は是非一度検査をすることをお勧めします。
この、睡眠時無呼吸症候群の治療にはマウスピースを使う方法と鼻から空気を送り込み、喉の奥をいつもふさがらないようにする機械(持続陽圧呼吸療法)を使うものとに分かれます。
機械は家で使う場合には問題ないのですが、外出した時にはさすがに持っていくことができません。そういう意味でもマウスピースでの治療は簡便で移動等にも対応でき非常に有効な治療法になります。
ではどんなタイプのマウスピースがあるのでしょうか。下に今回講義で使った資料を写真で写して載せてあります。
さらに歯医者さんでできるマウスピースでの治療には保険でできるものと、保険でできないものとがあります。
基本的には、保険でできるものは上下のマウスピースがくっついているもの。睡眠時の違和感がどうしても強いタイプになります。くっついていないものは、保険外になりますが、かなり好評のようです。
簡単に歯医者さんでできる睡眠時無呼吸症候群について書きました。
追加で、自費診療で作れるマウスピースを掲載させていただきます。保険のマウスピースだと、どうしても唾を飲み込むことができずつらいという話をよく聞きます。ところがそれを解消していくれるマウスピースがあるんです。値段は7万円にはなりますが、使い心地はかなり良いようです。
マウスピースとしては、かなりコンパクトかつ実用制にも優れています。