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お知らせ・クリニックブログ

口臭について

17.01.27


渋谷駅徒歩1分の歯医者ウエストデンタル、安心、安全、納得の歯科です。

普段生活するうえで人と話をすることは日常よくあることですが、そんなときに口臭を感じて嫌な思いをしたことがある方も少なくないはずです。そんな時、自分は大丈夫かななんて思ってしまうこともありますよね。

僕も通勤しているときに、隣に歯周病のひどい人が来るとにおいですぐわかることがあります。思わず自分の診療所に連れて行って治療したくなることがあります。笑

一番大事なことは普段からよく歯を磨きお口の中を清潔にすることが大事です。ちょっとそんな口臭につてまとめてみました。

口臭には、生理的口臭、飲食物・嗜好品による口臭、病的口臭などがありますが、口臭の原因の約90%以上がお口にあります。自分の口臭は、自分ではなかなか分からないものです。しっかり予防対策しましょう。

生理的口臭

誰にでもある口臭で、図に示すように、朝起きた時が最も強くなっています。夜寝ている間は唾液の分泌が減り、細菌が増殖します。そしてこの細菌が口の中の汚れ成分を分解し、口臭の原因物質がつくられるのです。

飲食物、嗜好品による口臭

ネギ、ニラ、ニンニクなどを食べた後の口臭。
これは口の中に残った食べかすが直接におう場合と、体内で消化吸収されたにおい物質が血液によって運ばれ、肺から呼気として排出されてにおう場合があります。
お酒くさい息も、アルコールが体内で吸収され、肺からアルコール成分が排出されるからです。これらは時間の経過とともに減少する一時的な口臭です。

治療が必要となる病的口臭

病的口臭の約90%以上は、お口の中の汚れや病気が原因で発生します。
口臭の原因としては、歯周病、舌苔付着、唾液分泌の減少、義歯の清掃不良、進行したむし歯などがあげられます。
口臭が気になったら、まずは歯科医院で診てもらいましょう。

歯周病と口臭

歯周病になると歯肉の組織が破壊され、出血したり膿が出たりします。
そして歯周病菌が、破壊された組織や血球成分などのタンパク質を分解して口臭の原因となる物質(揮発性の硫黄化合物)を発生させます。
また、進行したむし歯があると、口臭の原因にもなります。
毎食後の歯みがきで常にお口の中を清潔に保ちましょう。

セルフケアとプロフェッショナルケア

《セルフケア》
◯歯ブラシや歯間清掃用具を使ってすみずみまでていねいに磨く。
◯舌ブラシなどで舌苔を除去する。
◯義歯の清掃をする。
◯鏡で口の中を見て異常がないか観察する。
◯十分な睡眠とバランスのよい食生活で規則正しい生活を送る。
◯気持ちにゆとりを持って、リラックスした状態で毎日を過ごす。
◯口臭のセルフチエックを行う。

《プロフェッショナルケア》
◯定期的に歯科健診を受ける。
◯口腔内の状態に合った適切な口腔清掃の指導を受ける。
◯専門的歯面清掃や歯石除去をしてもらう。
◯歯周病やむし歯は早めに治療を受ける。

舌の清掃で口臭予防

口臭が発生する大きな原因となるのが舌苔(ぜったい)です。
舌に白色や淡黄色の苔のようなものがついているのに気づいたことありませんか。
これが舌苔で、死んだ細菌や新陳代謝ではがれた粘膜上皮の細胞、血球成分、食物残渣などからできています。
うがいをするだけでは、舌苔を取り除くことはできません。
清掃のポイントは、起床直後に舌ブラシや軟らかい歯ブラシで磨くこと。