お知らせ・クリニックブログ
インプラントて?No.4
16.11.24
安心、安全、納得の歯医者ならウエストデンタルへ、渋谷駅徒歩1分の歯科。
今回はメリットとデメリットの話をしましょう。
まず、インプラント以外の方法との比較としてブリッジと入れ歯との比較になります。
ブリッジとの比較
①インプラントは、自費診療となるため高額になるがブリッジの場合保険適応となる場合が多いため金額的には安くできる。
②インプラントは独立しているため他の歯を削ったりする必要がない。ブリッジは虫歯でない歯でも土台にする歯であれば削らなければいけない。
③何らかのトラブルが起きた時、インプラントはオンプラントだけのの処置になるが、ブリッジの場合一度ブリッジをすべて外さないと処置ができず、再度やり直すときはブリッジ用に歯を削ラなければいけない。
入れ歯との比較(正直比較すること自体無意味なほど違います)
①インプラントはほぼ自分の歯と同じ感覚で使えるが、入れ歯は違和感がかなりある
②インプラントは特に食べるものを意識せず普通に食べれるが、入れ歯は噛むときに痛いものがあったり噛みにくいものがでてくる
③インプラントは周りの歯に影響を及ぼさないが、入れ歯はばねのかかっている歯が揺れてきて最悪の場合は抜歯をする可能性が高くなる。
簡単にまとめてみましたがインプラントと競合する処置と比べてみました。
やはりインプラントの最大のデメリットは金額的にどうしてもたかくなるということになります。
ただしこの金額的に高くなるというのも、インプラントが30年持つ確率が80%はありますし、ブリッジや入れ歯の耐久性を考えていただければと思います。
一般的にいわれているメリットデメリットを下記に列挙してみました。
メリット・デメリット
メリット
- 天然歯のように顎の骨に固定するので、比較的違和感がなく固いものを噛むことができるようになる。
- 隣の歯を削る必要がないため、他の歯に負担をかけない。
- クラウンブリッジタイプにおいては見た目が天然歯に近い(歯周組織の喪失状態によっては、義歯の方がすぐれる場合もある)。
デメリット
- 長い治療期間を要する。インプラント手術から最終補綴物(被せ物)を被せるまで、確実性を重視する場合は半年程度の期間を要し、患者はある程度の不自由を課せられる。また骨の移植などを起こっている場合は、最終補綴物が入るまで1-2年かかる場合もある
- 歯槽骨を切削する必要があり、血管や神経を傷つけた場合は術後の後遺症や死亡事故につながる場合がある。
- 全身疾患がある場合には治療できない場合がある。ただし、ほとんどの場合内科的にコントロールされていれば問題ない。
- 骨から体外に直結する構造のため、天然の歯周組織と比べやや感染の危険性が高く、感染後の進行も早い。したがって人工歯根を維持するためには、口腔衛生の管理と定期的な検診が必要となる。
- 日本にておいては自由診療(保険外診療)となるので、現状ではかなり多額の治療費がかかる。
課題
- 医師による技術差
また、歯科医師の過剰および政府による診療報酬削減により、新しくインプラント治療を始める歯科医師も多く、手術の技術、経験、経過観察などのレベル差が大きいといったことがある。
- 危険
多量出血・後遺症・死亡事故が発生している。主に、フィクスチャー部を顎骨に埋める為に行う手術に伴う。医師の未熟さや不注意による手術計画(事前の検診を含む)に問題があったり、手術時のミスを原因とする。
- 治療期間の短縮
現代医学におけるMI(Minimal Intervention)を実現するためには、治療期間の短縮が望まれ、HAコーティングインプラントの骨誘導などによる早期治癒がクローズアップされるなど、インプラントメーカーにおいては治療期間の短縮にしのぎを削っている。次いで、骨の再生や増生は可能であるが、インプラント周囲に歯根膜を再生させることは出来ない。この歯根膜がインプラントに存在しないことが、天然歯と比べた時の大きな相違点である。歯根膜は噛む力の感知の役割を果たす感覚器官でもあり、歯根膜のないインプラントは、咬合機能圧に対する反応が天然歯とは異なると報告されている。天然歯とインプラントを長期に並存させようとする場合に不具合が生じることがありうる。
この理由からインプラントと天然歯を連結するようなブリッジタイプは、やらないことを推奨されています。